レイヤーとはアナログで言うところの紙面と同じです。
但し紙と違って、一枚一枚が透明だと思ってください。
よくわからない?ですよね。私も最初はよく分かってませんでした。
向こう側が見えるほどきれいなガラスが一枚あると思ってください。
そこに油性ペンで線画で絵を描きます。花でも、アンパンマンでもいいです。
色を塗りたいと思います。だけど、このまま塗ったらせっかく綺麗に描けた線がひどいことになってしまうかもしれません。
イヤですねー。
じゃあ、もう一枚同じガラスを用意しよう。線画の通り絵を塗ります。
素敵!線画は綺麗なまま色が塗り放題だわ!
それがレイヤーです。
ここで注意することがあります。
色を塗ったガラスを、線画の前に持ってくると線画はどうなるでしょうか?
見えなくなってしまいますね。
ですので、出来れば線画は出来れば前に置いておくように心がけましょう。
後ろに置いておいても見えるようにすることはできますが、それを最初のうちから覚えようとするとややこしいので、気にしないでください。
レイヤーは上にあればあるほど手前に、下にあるほど後ろにある、と覚えておいてください。
「じゃあ、線の部分は塗らないようにすればいいんじゃないか!」
これはあまりお勧めできません。
パソコンで描く絵はだいたい拡大・縮小してHPに掲載することが常です。
線画部位を塗らないと、拡大縮小した時に線画と塗った色との間に色く線や点が残って、浮いて見えてしまうことがあります。
それは完成図としては致命的ですよね。
絵柄にもよりますが、出来るだけ隙間なく塗ることをお勧めします。
レイヤーに関してはこんな感じです。
ご理解いただけましたでしょうか?
それぞれの説明に関しては下図の通り。